衆院選佐賀1区の立候補予定者4人が主張を戦わせた公開討論会=佐賀市東与賀町の東与賀文化ホールふれあい館

 10日公示の衆院選佐賀1区に立候補を表明している4人が登壇した6日の公開討論会。午前中に希望の党が公約を発表し、争点も明確になってきた中、選挙区内の佐賀空港への輸送機オスプレイ配備計画や憲法9条改正について主張を訴えた。来場者からは「候補予定者たちはよく勉強している」と評価する声が上がり、選挙ムードを高めるきっかけになった。

 会場の佐賀市東与賀町は佐賀空港に近い。オスプレイ配備計画については4人の候補予定者が熱のこもった議論を展開した。希望の党から出馬予定の原口一博氏と共産党の上村泰稔氏は安全性の問題を指摘し、明確に反対した。自民党の岩田和親氏と幸福実現党の中島徹氏は賛成の立場から国防上の必要性を強調した。

 佐賀市の主婦(76)は「平和や憲法をどうするのかに興味があった」と足を運んだ。「テーマは生活にとって身近なものばかりだったけど、それぞれの意見が難しくて…。具体的な案も少ないと感じた」と話し、詳細な施策をかみ砕いて説明するよう求めた。

 別の佐賀市の女性(20)は、原発や憲法改正で政見の違いが分かったことが参考になったという。求職を考えていて、選挙での論戦では「就職、特に正規雇用の拡大などについてどんな政策を示すのかに注目したい」。

 選挙権年齢が18歳に引き下げられて初の衆院選。私立高校で3年生を受け持つ佐賀市の女性(30)は「クラスに有権者もいる。自分も勉強するつもり」で参加した。「テーマ一つとっても視点や考え方が異なり、それを聞くことができてよかった」と振り返った。

 佐賀市の副島次郎さん(69)は「政治が大切な時期だから」と訪れた。関心のあるテーマは国防とオスプレイ配備計画。「4人ともかなり意見が違っていて、投票の参考になった。自分ももっと勉強して個人演説会にも足を運んでみたい」と選挙戦本番への期待を膨らませていた。

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