ポンプ車に水槽の水を循環させ、水量や圧力を確認する九電社員と規制庁職員=東松浦郡玄海町の九州電力玄海原発

 再稼働に向け最終段階に入る九州電力玄海原発3号機(東松浦郡玄海町)で6日、使用前検査の様子が報道陣に公開された。原子力規制庁の職員が、事故時に原子炉格納容器内へ水を注入するポンプ車の性能をテストした。検査の結果、性能は問題なかった。九電が地域の安全安心につなげたいとして公開した。

 使用前検査は設備の工事計画に沿って設備機能を調べる。ポンプ車は格納容器内の冷却水が漏れた際、停電時にも水を注入できるよう6台を整備する。うち1台を動かして点検した。

 雨の中、ポンプ車を約10分間動かして水槽内の水を循環させた。規制庁職員が流水量や水を押し出す圧力の数値をチェックした。

 九電は8月、3号機の設備の詳細をまとめた工事計画の認可を得ており、9月11日から使用前検査を受けている。5号検査まであり、現在は3号検査段階。

 九電の計画では11月末までかかる見通し。その後、問題がなければ燃料を装填(そうてん)し、来年1月上旬の再稼働を見込む。

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