ICANのノーベル平和賞授賞決定に、佐賀県内の被爆者や平和運動に携わる高校生は6日、核廃絶に向けた機運の高まりに期待し、「ここからが始まり」と決意を新たにした。

 「核兵器をなくそうという意気込みを感じる」。県原爆被害者団体協議会(県被団協)の田中徹会長(77)=三養基郡基山町=は受賞決定をそう評価した。核兵器禁止条約に日本政府が参加していない現状に懸念を示し、「何十年かかるか分からないが、核廃絶を訴え続けたい」と述べた。

 高校生平和大使として、8月にスイスの国連欧州本部を訪れた藤田裕佳さん(18)=武雄高校2年=は「核廃絶が平和への第一歩だという考え方を世界に認識してもらえる」と受賞決定を喜ぶ。今後も署名活動を続け、核兵器の非人道性を訴える。「北朝鮮問題など世界が揺れている今だからこそ、同世代をもっと巻き込んで活動を大きくしたい」と話した。

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