シアン化合物が検出された「ビワの種粉末100g入」(佐賀県提供)

 佐賀県は6日、嬉野市塩田町の川原茶業が製造した「ビワの種粉末100g入」からシアン化合物が検出されたとして、食品衛生法に基づき、同社に回収を命じた。県生活衛生課によると、回収対象は賞味期限が2018年6月13日と7月31日の約360袋。健康被害は確認されていない。

 シアン化合物の検出を巡り、県が回収命令を出すのは初めて。東京都が実施した食品の安全性に関する調査で検出され、5日に都から県に連絡があった。食品衛生法では、シアン化合物が1グラム当たり10マイクログラムが検出されれば違反となる。県の調査で1グラム当たり610マイクログラムが検出された。

 シアン化合物はビワに限らず、ウメやモモなどバラ科の植物の未熟な果実の種子に含まれている。中毒症状があり、嘔吐(おうと)や腹痛、失神、まひ、呼吸困難などを引き起こす場合がある。

 県は「当該品が手元にある場合は、食べずに製造者へ連絡して」と注意を促している。回収先は川原茶業、電話0954(66)2166。嬉野市塩田町馬場下甲4251に着払いで送れば、代金を返還する。

このエントリーをはてなブックマークに追加