衆院選佐賀2区の立候補予定者が主張をぶつけた公開討論会=小城市三日月町のドゥイング三日月

衆院選佐賀2区の立候補予定者の議論に聴き入る人たち=小城市三日月町のドゥイング三日月

■来場者「違い分かった」

 衆院選佐賀2区の立候補予定者3人が憲法改正や原発政策、地方の活性化などで主張を戦わせた5日の公開討論会。公示が5日後に迫る中、政界再編劇の陰に隠れていた政策論争がようやく本格化した。来場者は「3人の考え方の違いが分かり参考になった」と口をそろえたが、会場に若者の姿は少なく、関心の薄さを懸念する声も上がった。

 討論は冒頭から熱を帯びた。希望の党から出馬予定の大串博志氏、共産党の大森斉氏が「安倍1強」政治の阻止を訴えると、自民党の古川康氏は「さまざまな批判があることは十分に承知しているが、経済浮揚など安倍政権がなし得たことにも目を向けるべき」と反論。2時間たっぷり議論が交わされ、約200人の来場者は熱心に耳を傾けた。

 閉会後、小城市三日月町の男性(75)は「政策の違いがよく分かった。特に憲法や原発はかなり考えが異なるようだ」と感想を述べた。一方、市内の元県職員の男性(84)は「非常に参考になった」としつつ、「政策を聞き比べられる貴重な機会のわりには、来場者が少ないと感じる」と関心の低さを心配した。

■少ない若年層

 若者向けの政策も討論のテーマだったが、若年層は少なかった。夫と訪れた杵島郡大町町の竹下良子さん(78)は「高校生や大学生はこういう討論会をやっているのを知らないのでは」。

 佐賀市内の20歳の女性は初めての投票に向けて勉強しようと、自身の選挙区ではない会場だったが、足を運んだ。「政治とか憲法改正とかよく分からなくて。たまたまフェイスブックに流れてきたのを見て、この機会に調べようと思った」

 オスプレイや原発問題などに関心があるが、ニュースを見てもよく分からないことが多いという。「各党や候補予定者の考えが分かって、来てよかったと思ったけど、若い人のためにもっとかみ砕いた説明があったらうれしい」と注文した。

このエントリーをはてなブックマークに追加