黒柿などを使った木工作品を展示する石瀧春義さん=嬉野市塩田町の杉光陶器店三の蔵「ギャラリー創」

 嬉野市の木工作家石瀧春義さん(69)による作品展が、同市塩田町の杉光陶器店三の蔵「ギャラリー創」で開かれている。「黒柿(くろがき)」と呼ばれる希少な柿の木材などで独特な風合いを出した棚や化粧台など約150点が並ぶ。9日まで。

 黒柿は、樹齢100年ほどの柿の木にまれに見られる黒いしまの入った木材。石瀧さんはさまざまな作品に黒柿を効果的に用いる作風で、材木店をつてに探し、余すところなく使う。

 今回も、樹齢2000年のアカグスの天板を黒柿の深い黒で縁取ったちゃぶ台や、黒柿の白い部分と黒い部分を見せることでユニークな印象を与える棚などの家具を制作。茶筒や茶たく、香合、置物などもある。黒柿以外の材料でも、柿渋にすすを混ぜて塗ったり、長時間水に漬けて黒い渋みを出したりと、色合いを工夫させている。

 「同じ木から切り出しても、場所によって模様が全然違うのが黒柿の面白さ」と石瀧さん。観覧時間は午前9時から午後5時。

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