日銀福岡支店が14日発表した12月の企業短期経済観測調査(短観)によると、全産業の業況判断指数(DI)はプラス14と、9月の前回調査から3ポイント上昇した。改善は2四半期連続。熊本地震からの復旧が幅広い業種で進んだ上に自動車関連の生産復調もあり、地震前の3月と同じ水準に回復した。

 製造業は5ポイント改善のプラス8。自動車のほか、地震後の工事による建設資材の需要増で、43ポイント改善のプラス34だった非鉄金属がけん引した。

 非製造業はプラス17と1ポイントの上昇にとどまった。前回調査で急回復した宿泊・飲食サービスが、旅行費用を国が補助する「九州ふっこう割」の割引率低下で6ポイント悪化したのが響いた。

 秋山修支店長は「製造業は地震前の水準を超えたが、非製造業は回復ペースが鈍ってきた」と分析した。

 3カ月後の先行きは、製造業がプラス10と2ポイント改善。非製造業は6ポイント悪化のプラス11を見込む。【共同】

=日銀短観=

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