JR唐津駅前の「ふるさと会館アルピノ」(唐津市新興町)の指定管理者を市が取り消した問題で、市と旧指定管理者は3、4の両日、取引先を集めた説明会を開いた。取り消しの原因となった破産手続き中の有限会社ログポート(佐賀市)について「指定時に既に債務があったのでは」との指摘に、市は「収支計画などで選定した。ログポートの債務まで審査していなかった」と釈明した。市の審査体制が今後問われそうだ。

 ログポートは指定管理を受託した運営共同事業体3社の1社。説明会は2日の取り消し決定を受け、2日間で計4回、アルピノで開き、約120人が参加した。市商工観光部の職員2人と3社の代表企業「Asile(アジール)」(東京)の石川世位也社長が説明した。ログポートからの出席はなかった。

 石川社長は未払い金の総額を「精査しないといけないが、3千万円にはならない」と表現し、「支払いたいが、手元に資金はない」と述べた。支払いを求める納入業者から「管理者を選定した市も、選定議案を通した議会も責任がある」と厳しい声が上がった。

 市は今後の対応について「当面は市直営。委託業者を決め、今月中に再開したい」とした。

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