オプティムの電子雑誌読み放題サービス「タブホ」。企業と提携し、無料で読めるスポットも増えている

 ソフトウエア開発のオプティム(本店・佐賀市、菅谷俊二社長)は、タブレット端末向けに開発した電子雑誌読み放題サービス「タブホ」を拡充している。従来の定額利用にとどまらず、提携したホテルなどで一部無料で読めるサービスもスタート。今後、国内外でさらに利用が広がりそうだ。

 タブホは2014年に開発・提供を始め、女性ファッション誌「MORE」、経済誌「東洋経済」など約800誌、2900冊を月額500円で読むことができる。タブレット端末だけでなく、スマートフォンやパソコンにも対応。出版社や書店と競合しないように最新刊は除き、旧刊だけを配信している。情報が古くなりづらい旅行誌、酒や飲食店の専門誌、料理本が人気という。

 16年からは、特定の場所を訪れると電子雑誌を一部無料で読めるサービスを始め、東京のカプセルホテルやパチンコ店、商業ビルなどで利用がスタート。10月2日からは、JR西日本の特急「サンダーバード号」のグリーン車利用者向けにも採用されている。

 インターネット通販の集客ツールとして活用する動きも出てきた。カジュアル衣料大手「ユニクロ」は9月、専用アプリにタブホを導入。週替わりで20誌を無料で読める。

 電子雑誌の利点を生かし、読者の顧客データは出版社に提供している。オプティム広報は「マーケティングのビッグデータとして活用できる。読者の細やかなニーズに応える雑誌づくりに役立ててもらえれば」と説明する。今後については「病院や銀行の待ち時間、海外駐留の日本人向けなど、今後さらなる需要が期待できる。海外の出版社とのビジネスも検討したい」と話している。

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