風速35メートルの暴風の威力を体験する参加者=佐賀市の県消防学校

 県内在住の外国人を対象にした「すぐに役立つ体験型防災セミナー」が9月30日、佐賀市の県消防学校であった。留学などで県内に住む9カ国40人が参加し、消火器体験や非常食の試食を通して、災害が発生した際の対処法を身につけた。

 県内には昨年末時点で5140人の外国人が住んでいる。出身地域によっては地震を体験したことがないなど、災害の際にどのように行動していいか分からずに不安を抱いているケースも多い。このため、防災意識を啓発し、災害時の対応を学んでもらおうと、県国際交流協会が開いた。

 セミナーでは県消防学校の教官が講師を務め、緊急地震速報が流れた際の対処法や「助けてください」「けがをしました」など災害時に必要となる日本語を紹介。暴風体験で風速35メートルの風を体で受けて台風の威力を実感したほか、ピラフや缶入りパンなどの非常食を試食した。

 佐賀市で日本語を学ぶバングラデシュ出身のミヤモディ・スーハンさん(22)は「日本に来てまだ地震などは体験していない。台風の風の強さなど実際に体験してよく分かった」と話していた。

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