風をつかみ、艇を疾走させる宮口悠大(右)・岡田奎樹ペア=愛媛県新居浜市の新居浜アリーナ

■最終レース逆転許す

 最終第5レースまでもつれた大接戦で、最後は風に裏切られた。セーリング成年男子470級で2連覇を狙った岡田奎樹・宮口悠大組(早大・中大)は悔しい3位。直前の第4レースまで1位をキープしながら、頂点まであと一歩のところで滑り落ちた。

 二人は瀬戸内特有の風が弱く潮の流れが強い海に「力より頭を使うコース」と分析。初日は繊細に艇を操って1位発進したが、最終日は状況が一変した。

 前線の影響もあって強い北東の風が吹きつけ、突然のスピードレースに。日本代表を並べた和歌山のペアに最終レースのスタートで先行を許すと、その後は追いつくことはかなわなかった。

■悔しい“風の裏切り”

 優勝した和歌山のペアは3年後の東京五輪に向けて常に一緒に練習。それに対し、昨年の国体以来1年ぶりにコンビを組んだ岡田と宮口は「一緒にやった練習量の差が出た」と話し、「もっと佐賀の力になりたかったのに…」と唇をかんだ。

 ただ、それでも最終レースのゴール後は、恩師の松山和興監督や重由美子さんから「助かったよ。またよろしく」と声をかけられた。「力をつけて、もっと地元の力になりたい」と岡田。東京五輪も見据える県チームの大黒柱は急いで艇を片付けると、「また腕を磨いてきます」と、足早に東京に戻っていった。

 ▽成年男子470級最終成績 (3)佐賀(岡田、宮口)10点

(第6レース中止のため、第5レースまでの成績で順位決定)

 ▽同レーザー級最終成績 (11)渡辺真吾(三協メンテナンス)42点

(第6レース中止のため、第5レースまでの成績で順位決定)

 ▽同ウインドサーフィン級最終成績 (34)江副裕介(三菱倉庫)91点

(第5、6レース中止のため、第4レースまでの成績で順位決定)

 ▽少年男子420級最終成績 (32)佐賀(市丸、井上俊)94点

(第5、6レース中止のため、第4レースまでの成績で順位決定)

 ▽同レーザーラジアル級最終成績 (19)井上寛太(佐賀工高)48点

(第5、6レース中止のため、第4レースまでの成績で順位決定)

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