佐賀県武雄市と東洋大の実証研究で使われる、タブレット端末を利用した「デジタル教科書」=3日午後、東京都文京区

 武雄市と東洋大は3日、紙の教科書の内容を電子化しタブレット端末で使う「デジタル教科書」の学習効果などを探る実証研究を始めたと発表した。今月から来年3月まで、全ての武雄市立小中学校計16校の小4と中1の授業に導入する。自治体と大学によるデジタル教科書の共同実証研究は全国初という。

 文科省は2020年度から、全国の学校にデジタル教科書を導入する方針。タブレット端末などを使った情報通信技術(ICT)教育に力を入れている武雄市の小松政市長は記者会見で「全国に先駆けて課題を把握し、教育の質の向上につなげたい」と意気込んだ。

 実証研究では、小4と中1の約千人が国語と算数・数学の授業でデジタル教科書を使い、紙の教科書との使い分けや学習効果を検証する。

 研究で使われるデジタル教科書には漢字の書き順を画面上で再生したり、展開図を指でタッチして立体図形を組み立てたりする機能が盛り込まれている。東洋大の松原聡副学長は「子どもの学習への興味が増すことが期待できる」と述べた。【共同】

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