第1期生を代表し決意を語った看護師の谷口繁樹さん=鹿島市の織田病院

厚労省の「看護師の特定行為研修を行う指定研修機関」に認定された祐愛会織田病院=鹿島市

■術後の鎮痛剤投与研修

 鹿島市の社会医療法人祐愛会織田病院(織田正道理事長)は、医師判断を待たずに、一定の診療補助(特定行為)に当たることができる看護師の養成を始めた。患者に必要な措置を適切なタイミングで取れるようにする。織田病院は研修施設として県内初の指定を受け、2日から1期生5人が研修を受けている。

 看護職の行為を規定する保健師助産師看護師法(保助看法)が2014年に改正、看護師が受け持つ業務範囲が広がった。特定行為は脱水時の点滴や胃ろうのカテーテル交換など38項目に及ぶ。実践的な理解力や思考力、判断力に加えて高度で専門的な知識と技能が必要とされている。

 織田病院は手術後の痛みに対する鎮痛剤の投与などの分野(術後疼痛コントロール)の研修を実施する。厚生労働省は全国の大学や病院など計54機関を8月までに指定している。

 開校式では、織田理事長が高まる在宅医療のニーズを挙げ「今後増えていく後期高齢者の患者を支える看護師の役割が重要になる。パイオニアとして頑張ってほしい」と激励した。来年度から在宅医療区分の研修も始めていく。

 1期生を代表して看護師の谷口繁樹さん(43)は「スキルアップに取り組み、術後の早期回復に貢献したい」と語った。研修は1年間で、働きながら単位修得できるようeラーニングを活用する。

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