陽だまりの店内で、長女初世巳(そよみ)さんと

 この7月、自然食レストラン「陽だまり」が築106年の古民家を改修し東多久町納所に移転オープンしました。

 小城市牛津町のアイルで営業していた3年半では、地元の無農薬野菜や無添加の魚の干物を作っている人、20年以上病気知らずの健康豚(SPF)芳寿豚を生産している人たちとのつながりが生まれました。そういう自然食を求めている消費者もいると分かり、双方をつなぎ合わせるために、より良い形にしたいと移転を決断しました。

 冗談交じりに「還暦を過ぎてローンレンジャーになった」というオーナーシェフの高田寿子さんには、管理職として回転寿司チェーンで培った経験と知恵があり、頼もしい両腕となる2人の娘さんのサポートもあります。

 大阪の辻調理師学校を卒業以来一貫して食に関する仕事をしてきた高田さんは、A4の紙に書ききれないほどの手術歴、事故の後遺症や病歴があるのだとか。米アレルギーもその一つですが、麹(こうじ)と出合い、その不可思議な力に魅了されました。塩麹も味噌(みそ)も時間とともに変化する天然の調味料です。昔からの食べ物と旬の食材が一番だとの思いで麹を活用した料理を提供しています。

 これからの10年が勝負という高田さん。以前は夜空を眺めては星の数ほど不幸があると感じていたが、今では星の数ほど幸せがあると思えるほど元気になっています。 

 風香の名で折々に紡いだ言葉がやさしい雰囲気を醸す店内では、陽だまりオリジナルの塩麹や醤油(しょうゆ)麹、有田鶏や芳寿豚の麹漬などに加え、ムソーやオーサワジャパンの商品も買うことができます。陽だまりオリジナル商品の一部は小城市と多久市ふるさと納税の返礼品にも採用されています。

 問い合わせは電話0952(76)5175。(地域リポーター・川原理子=佐賀市)

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