手の動かし方などを教える梶原大敬さん=有田町の茂正工房

 400年を超える歴史を持つ有田焼のろくろや絵付けの体験教室が、有田町一帯で開かれている。伝統の匠(たくみ)の技を持つ作家や職人が間近で焼き物作りの楽しさを伝え、ファンらでにぎわっている。

 有田町黒牟田の茂正工房では若手作家の梶原大敬さん(39)が、ろくろを使った教室を開催。茶わんや皿など、参加者が希望した小品を3点ほど作り上げるのを手伝う。作品は窯で使う青磁の釉(ゆう)薬を掛けて焼き上げ、2カ月ほどで手元に届ける

 3日には、福岡市から訪れた夏脇栄子さん(44)と七條芙美さん(39)は、茶わんとスープカップ、ビアカップ作りに挑戦。梶原さんから「力は均等に」「肘は腿(もも)に付けて」と助言を受けながら、形を整えた。

 二人は「土の感触が気持ちいい。焼き物作りにはまる人の気持ちが分かる」と話し、「自分で作ったカップでビールを飲む日が楽しみ」と焼き上がりを楽しみにしていた。

 梶原さんは「焼き物作りの楽しさを知ってもらい、自分だけの『逸品』作りを手伝いたい」と話した。問い合わせは梶原さん、電話090(5732)0215。

 このほか、「十割新そばも味わえるろくろ&絵付け体験」=乃利陶窯、電話0955(43)2890▽猫の絵が得意な作家が絵付けや手びねりを教える「はんなり絵付け体験」=アトリエ夢、電話090(7475)5764▽1トンの粘土で土遊びができるろくろ、絵付け体験「おとなも楽しい子供創作館」=有田柳窯、電話090(9737)5504▽「10種類の器から選べる絵付け体験」=佐賀県陶磁器工業協同組合、電話0955(42)3164がある。

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