未就学児の発達障害療育支援施設「クラスルームといろ」の開所式で紹介された職員たち=佐賀市のほほえみ館

 発達障害と診断された未就学児の療育支援所「クラスルームといろ」が佐賀市兵庫北3丁目の「ほほえみ館」にオープンした。集団生活への適応を支援する目的で、市が開設した。定員50人のうち既に41人の利用が決まっており、遊びの要素を取り入れた療育で日常生活や集団生活への適応を手助けする。

 会議室約130平方メートルを改修、5人が療育を受ける教室のほか、個別療育室も設けた。発達臨床心理士による相談支援所「アナザープラネット」(武雄市)が監修、職員を1人派遣する。保育士ら3人が指導に当たる。児童の「できること」に着目、個性に応じた療育メニューを考える。

 開所時間は午前の部が9時から正午、午後の部が1時から4時まで。土日、祝日が定休。利用者負担は1回当たり1千円程度。別に数百円の教材費が必要な場合もある。利用するには、医療機関の自閉スペクトラム症など診断書が必要。

 市によると発達障害の子どもは増加傾向にあり、市内の小学校では、発達障害の傾向がある児童も含めた割合は7・9%。早期療育によって社会生活に適応しやすくなる。民間の専門的療育機関の事業所が限られており、「待機」が発生しているため市が設置した。事業費は1100万円。

 開所式で、アナザープラネット顧問の服巻智子さんは「療育は子守りではない。ここに通わせて良かった、いろんな事ができるようになったと言ってもらえるような施設にしたい」と語った。見学などの問い合わせは同施設、電話0952(32)1500。

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