佐賀県有明海漁協は2日、今季の養殖ノリの種付けを21日午前0時に解禁することを決めた。干満の関係で昨季より4日遅い。販売枚数19億枚、販売高228億円を目標にし、15年連続の日本一を目指す。

 佐賀市の漁協本所で開いた運営委員長・支所長会議で決定した。県有明水産振興センターの担当者が、海水温は順調に下がり、解禁日には適温の23度台を下回る見通しや、漁場の栄養塩濃度も順調に推移していることを報告した。

 県有明海漁協の徳永重昭組合長は「全国の生産量の4分の1を担う生産県なので目標をぜひ確保したい。海況を十分に把握して、病害を出さないことが枚数確保につながる」と決意を語った。7月の九州北部豪雨で漂着した大量の流木などの撤去は完了し、漁への影響は避けられる見込み。徳永組合長は「市、町、県に迅速な対応をしていただいたおかげ」と感謝した。

 昨季はノリの色落ち被害が広がり、販売枚数は約17億3千万枚と落ち込んだが、全国的な品薄傾向で平均単価が高値で推移し、販売額は過去2番目となる約249億円だった。

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