指定管理者が取り消されたJR唐津駅前の「ふるさと会館アルピノ」=唐津市新興町

 唐津市は2日、JR唐津駅前の「ふるさと会館アルピノ」(同市新興町)の指定管理者を取り消し、当面は市が直営すると発表した。指定管理の共同事業体3社の1社であるログポート(佐賀市)の破産を理由に、3社が連名の文書で管理を辞退すると届けた。井上和彦商工観光部長は「直営と言っても市には人がおらず、委託業者を見つけて、唐津くんちまでに再開したい」と今後の対応を語った。

 1階の物産展示販売場と3階のレストランは同日午後に休業した。唐津焼協同組合が運営する2階の展示場と駐車場、多目的ホールは引き続き開館する。市は来年度以降に新たな指定管理者を選定していく。

 3社への指定管理は昨年4月、5年契約で結んだ。今年7月上旬、納入業者への未納などの情報が寄せられ、市は事態を改めるように指導。9月21日に3社の要望に沿う形で代表企業である「Asile(アジール)」(東京)1社による運営への変更議案を追加提案すると市議会に説明し、即日、「提出データに疑義のある情報が寄せられた」と取り下げていた。

 市が調べた結果、エレベーターなどの維持費で未払いを確認した。

 昨年度末の従業員数は22人。初年度は1億7369万円の売り上げで、計画の約30倍の978万円の黒字だった。2年前の指定管理者の選定では地場企業1社と競い、市に支払う使用料で競合企業の3倍の額を提示し、初年度は提示額通りに450万円を払っていた。

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