災害対策の拠点として建設され、完成して1年が立った鹿島市新世紀センター=鹿島市の同センター

 鹿島市の防災拠点として建てられた「鹿島新世紀センター」が、完成から1年を迎えた。九州北部豪雨の発生などにも的確に対応し、大きな被害を招くことなく、目立った不具合も生じず順調に運用している。

 鉄骨造り4階建て。市環境下水道課や水道課、市消防団本部と県杵藤農林事務所が入っている。食料や水、毛布などの支援物資を備蓄保管する部屋や、部屋をつなぎ合わせることで約100人を収容できるスペースもある。昨年度は東京都や奈良県などから11団体176人、本年度も5団体29人が視察に訪れた。

 災害対策機能や上下水道といったライフライン機能の集約、県の現地機関を配置することが設置目的。これまでは庁舎内の異なる階に対策室や連絡室があったが、一つのフロアに集約できたことで連携がスムーズにいくようになり、杵藤農林事務所との情報共有も円滑にできるようになった。

 センター完成後に九州北部豪雨や猛烈な台風などが発生したが、災害対策本部の設置はなく、災害対策連絡室をこれまで11回設置して警戒に当たった。完成から1年を経過し、市総務課は「目標はおおむね達成できていると思う。災害が起きたときの備えはしっかりできている。何かが起こったときに真価が問われるはず」と話している。

 【写真】災害対策の拠点として建設され、完成して1年が立った鹿島市新世紀センター=鹿島市の同センター

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