講演する河合敦氏=佐賀市のアバンセ

能楽を披露する小学生たち=佐賀市のアバンセ

 県民の生涯学習への取り組みを支援する「県民カレッジ夢パレットさが」が開講20周年を迎え、佐賀市のアバンセで1日、記念行事と講演会があった。入学者ら約330人がのカレッジの節目を祝い、多摩大学客員教授で歴史作家の河合敦氏の講演に耳を傾けた。

 河合氏は来年3月の明治維新150周年に合わせ、「幕末維新の偉人に学ぶ生きるヒント」のテーマで講演。大隈重信や江藤新平らの偉業などを紹介した。大隈が選挙演説をレコードに録音していたなど意外な事実も飛び出し、会場からは驚きの声が聞かれた。

 坂本龍馬についても話題が及んだ。18歳だった坂本が、ペリー来航の際に黒船を見て大きな衝撃を受けたことを例に出し、「若いうちにさまざまな体験をさせるべきだ」と説いた。

 県内の小中高生からの質問コーナーでは、「歴史を勉強して得したことは何か」という質問に、河合氏は「歴史に全く同じものはなく、過去を学ぶことで将来に役立てられること」と笑顔で答えた。

 県民カレッジは1997年10月、県や市町村、大学などで個別に開かれていた生涯学習講座を体系化して開講し、学んだことを単位認定していくシステム。今年8月末までの入学者は3万人を超えている。

 講演の前には、県民カレッジ開講20周年記念行事として、神埼市内の小学生が能楽を披露し、華を添えた。

 【写真】講演する河合敦氏=佐賀市のアバンセ

 【写真】能楽を披露する小学生たち=佐賀市のアバンセ

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