佐賀市は来年4月から、小学生の医療費助成を拡充し、通院費と調剤費を3回目以降無料にする。県内で小学生の通院・調剤費を助成していない市町は佐賀市だけだった。助成を受ける方法も簡単にする。

 助成を受けるには受給資格証が必要。これまで小学生の医療費助成は入院費だけだった。拡充により就学未満の児童と同じサービスになる。保護者は一つの医療機関や薬局で1カ月のうち、通院費と調剤費をそれぞれ2回、各500円まで自己負担し、3回目から無料となる。県内全ての医療機関で助成が受けられる。

 現在、助成を受けるためには領収書と申請書を市役所本庁か支所の窓口に提出しなければならなかった。来年4月からは病院などの窓口で済み、その後の手続きは不要となる。

 市はこれまで小中学校の校舎耐震化や障害児支援を優先してきたが、今年2月、県から小学生以上の通院費・調剤費への助成を県内で統一する提案を受け、対応した。対象となる子どもは、市内に1万2983人(8月現在)。試算では、市の財政負担は約2億5千万円増え、子どもの医療費助成事業は合計で約7億円になる見通し。

 市福祉総務課の担当者は「子どもが気軽に受診できる環境ができる。子育て支援につながれば」と話す。

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