心拍数を測定する専用ベルトを赤ちゃんに装着する母親ら=1日、成田空港

■耳痛み解消、泣く予測

 赤ちゃんが泣くことを心配せずに、空の旅を楽しんでもらおうと、全日空やベビー用品メーカーなどが1日、機内での耳の痛みを解消したり、泣くのを予測したりするグッズを検証するチャーター便を運航し、親子約35組が成田―宮崎間を往復した。

 全日空によると、離着陸時の気圧変化による耳の痛みを和らげるには、飲み物や食べ物を口に含むのが有効。このため、飲み物がこぼれにくい容器や、タブレット型のお菓子の効果を試した。

 胸に巻いた専用ベルトで測定した心拍数から、泣き始めるタイミングを予測。近距離無線通信「ブルートゥース」でスマートフォンに通知する仕組みも検証した。

 3歳未満の赤ちゃんは、2016年度の全日空全搭乗者のうち国内線で約1・6%、国際線で約0・8%にすぎない。「これまで飛行機を遠慮していた赤ちゃんのいるファミリーの需要を掘り起こしたい」と、計4社が国内で初めて企画。各社の社員親子が搭乗した。

 成田空港を午前に離陸した機内ではあちこちから泣き声が。一方で、静かに麦茶を飲む姿も見られた。1歳の双子の息子と搭乗した埼玉県蕨市の主婦小島恵美子さん(43)は「ぐずりだすのがスマホで分かるので、飲み物を飲ませるなどして事前に機嫌を戻せる」と効果を実感した様子だった。【共同】

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