剣道成年女子決勝・佐賀-愛媛 大将戦で果敢に攻める宮崎幸恵(右)=松山市の愛媛県武道館

■大将・宮崎けん引4戦全勝

 

 県代表の誇りを胸に接戦に次ぐ接戦を勝ち上がった。宮崎幸恵(白石高教)、永原由紀子(県麓刑務所)、木塚知那美(武雄青陵中教)の3人で挑んだ剣道成年女子の県チームが準優勝。大舞台で剣道王国・佐賀のレベルの高さを知らしめた。

 ヤマ場は埼玉との準々決勝だった。1―1で迎えた大将戦。今大会、監督兼大将を務める宮崎が躍動した。世界選手権にともに出場し、全日本選手権で一度も勝ったことがなかった埼玉の村山に2本勝ち。183センチの長身から打ち下ろすメンを見透すように抜きドウで一本を奪うと、相手のメンを誘って今度は鋭いコテを決めた。

 勢いに乗ったチームは準決勝で兵庫を撃破。決勝・愛媛戦では先鋒(せんぽう)木塚、次鋒永原が2本負けし、勝敗は決したが、大将宮崎が「これがメンだ」といわんばかりの鋭い剣で2本勝ちを収め、会場の剣道ファンをうならせた。

 5年ぶりに九州ブロックを勝ち抜いたが、3人そろっての練習は数えるほど。宮崎と木塚は教諭、永原は刑務官として忙しい毎日の時間をやりくりして個々に技を磨いた。「責任を果たせました」と宮崎。やりきった表情で「学校でもこんなチームをつくりたい」と語り、指導者の顔になった。(蒲原隆寛)

 

 

 ▽成年女子1回戦

佐賀2―1福井

 木塚(4)  ―メ 伊藤(5)○

○永原(6) メ―  山田(5) 

○宮崎(7) メ―  高嶋(6) 

 ▽同準々決勝

佐賀2―1埼玉

 木塚(4) メ―ドメ志藤(4)○

○永原(6) メ―  荒井(6) 

○宮崎(7)ドコ―  村山(7) 

 ▽同準決勝

佐賀2―1兵庫

○木塚(4)メメ―メ 津田(4) 

 永原(6)  ―ド 川越(6)○

○宮崎(7) メ―  村山(7) 

 ▽同決勝

愛媛2―1佐賀

○佐野(4)メメ―  木塚(4) 

○馬越(6)ドド―コ 永原(6) 

 松木(7)  ―メメ宮崎(7)○

(愛媛は初優勝)

 

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