創業50周年記念の一貫で新設したCRC食品環境衛生研究所=福岡市東区

 福岡市佐賀県人会会長の江川洋さん(77)が立ち上げた臨床検査受託会社「シー・アール・シー」(同市)が10月1日、創業50周年を迎える。九州・山口に21支所を展開し、病院や診療所からの検査受託では西日本トップクラスの実績を持つ。周年事業の一環として、5月にはグループ会社の食品環境衛生研究所の新社屋も完成した。

 江川さんは1940年、中国・大連市生まれ。戦後、父親の実家がある東松浦郡浜崎町(現・唐津市浜玉町)に移り住んだ。唐津東高を卒業後、九州大学医学部附属衛生検査技師学校に入学。27歳で創業した。

 現在の従業員数は351人。医療機関や企業など取引先は5千件を超える。現在は代表権を持つ相談役として社業に当たる。

 本社近くに新設した食品環境衛生研究所は83年の開設以来、需要が高まっている食品や水質、大気などの検査が主な業務。最新鋭の味覚認識装置を導入し、商品開発や品質管理、クレーム対応などで取引先をバックアップする。

 江川さんは「半世紀にわたって会社が存続できた最大の理由は信用だと思う。これからも知識を身に付け、情報にアンテナを張り、100年企業を目指したい」と話す。  

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