発足した「空飛ぶ医師団」の専用航空機の前でテープカットをする関係者=佐賀市川副町の佐賀空港

 国内外の災害発生時に医師と救助隊が連携して救援活動を行う「空飛ぶ医師団」が発足し、専用の航空機を28日、佐賀市の佐賀空港で披露した。市内に本部を置くNPO法人「アジアパシフィックアライアンス(A-PAD)・ジャパン」の取り組みで、佐賀大学医学部附属病院の高度救命救急センターと連携し、迅速な被災地支援につなげる。

 専用機は乗組員を含めて11人が搭乗できる。災害時にはセンターの医師1~2人と、A-PADの救助隊(6人)が佐賀空港に集合し、機体に乗り込んで被災地に直行する。年数回の訓練も予定している。

 空飛ぶ医師団は8月31日に発足した。28日に佐賀空港で開かれた式典には、A-PADの救助隊メンバーや災害救助犬、附属病院の医師らが参加した。

 A-PADの大西健丞代表理事(50)は「過去の海外の被災地支援では『もう少し早ければ助けられたのに』と思うことが多々あった。24時間いつでも、すぐに飛べる態勢が整ったのは大きな進歩」と喜んだ。

 高度救命救急センターの阪本雄一郎センター長(49)は「救命救急の専属医は15人で20~30代が大半。地域や海外での医療貢献を通して、医師の技術の底上げにもつながる」と意欲を見せた。

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