バルーンと佐賀平野(PR動画から)

動画を制作した永川優樹さん(左)。中央は撮影で使用したシネマカメラ=佐賀市役所

 佐賀市の名所や名産を紹介する市の観光PR動画「Surf Slow SAGA」の再生回数が960万回を突破し、全国、世界から注目を集めている。

 動画を制作したのは、福岡市の映像作家・永川(えいかわ)優樹さん(38)。県内を訪れる外国人客が過去最多となる中、国内外からさらなる誘客を目指す市から依頼を受けた。当初目標にしていた再生回数は250万回。それをはるかに上回る反響ぶりに、永川さんも驚く。

 「近くにいながら、佐賀の魅力を何一つ知らなかった。こんなにたくさんの表情があるのだと気づかされた」と永川さん。プライベートでも何度も市内を訪れ、イメージを膨らませた。まちなかの多布施川で水遊びする子供たち、福岡との県境を走る山あいのループ橋-。バルーンなど市を代表する映像だけでなく、県都の「日常」「等身大」の風景に迫った。

 九州大学大学院を修了後、大手広告代理店の電通に入社。地域のブランド開発や活性化事業に携わった経験が独立の契機になった。永川さんは「できる限り演出をせず、ありのままの状態で撮ることを心掛けた」と振り返り、「映像を見て、本物の佐賀を見てみたいと思ってもらえたら」と期待を込める。

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