階段状に陳列された「えほんの山」。座ったり横になりながら本が読める=武雄市こども図書館

天井が低く作られた「ひみつのへや」。恐竜やおばけなど子供の興味を引く本が並ぶ=武雄市こども図書館

自然光が入る図書スペースには、子供の視線に合わせ約2万冊の蔵書が並ぶ

武雄市図書館の横にオープンした武雄市こども図書館=武雄市

読書を楽しみながら食事できるフードコート。1階の図書スペースも見渡せる=武雄市こども図書館

 武雄市のこども図書館が完成、1日にオープンする。約2万冊の図書スペースに加え、絵本コーナーや知育玩具などを備えた遊び場、フードコートなどを設けた。子どもの成長を支え、子育て世代だけでなく多世代が交流する図書館を目指す。

 武雄市図書館・歴史資料館設西側に隣接する1439平方メートルに鉄骨一部2階建て、延べ床面積691平方メートルの施設を建設した。建設費は3億6900万円で、設計費や付帯工事費、備品費などを含めた総事業費は4億8700万円。

 「こどもと家族の生活を豊かにする図書館=家のような図書館」がコンセプト。仕切りのない造りと書架を動かして多様なスペースが確保できることや、スペースごとに高さを変えた階段状の造りに特徴がある。

 1階は約570平方メートル。本やCD、DVDが並ぶ「図書スペース」、知育玩具や積み木などを備えた「プレイ・ワークスペース」、腰掛けられる階段状の造りに本を並べた「えほんの山」のほか、おばけや魔女、恐竜などの本を集めた天井が低い小部屋「ひみつのへや」という遊び心のあるスペースもある。

 2階はフードコートで約173平方メートル。「九州パンケーキ」(宮崎)と「HONNEY COFFEE」(福岡)が出店。パンケーキや飲料のほか、モーニング、ランチも提供する予定。飲食スペースは32席。持ち込みもでき、階下の子どもを見守りながら飲食できる。

 授乳室や赤ちゃん休憩室、子ども用トイレも備え、1階と2階にテラス、芝生広場や花などが育てられるキッズガーデンもある。

 開館時間は、市図書館と同じ午前9時から午後9時までで、休館日はない。スタッフ4人が常駐する。

 運営は指定管理者制度を導入。市図書館と同じく、書店やレンタル店のTSUTAYAを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)に委託した。当面の委託料は来年3月までの半年で3017万円。フードコートに出店した2店は、CCCの九州地区の事業を統括する「九州TSUTAYA」が統括しており、店舗スペース(24平方メートル)の使用料(年間50万円)を市に支払う。28日は落成式があり、小松政市長は「子どもの育ちを応援し、親子で楽しく過ごせる施設に」と呼び掛けた。

 【写真】階段状に陳列された「えほんの山」。座ったり横になりながら本が読める=武雄市こども図書館

 【写真】天井が低くつくられた「ひみつのへや」。恐竜やおばけなど子供の興味を引く本が並ぶ

 【写真】自然光が入る図書スペースには、子供の視線に合わせ約2万冊の蔵書が並ぶ

 【写真】(上)武雄市図書館の横にオープンした武雄市こども図書館(下)読書を楽しみながら食事できるフードコート。1階の図書スペースも見渡せる

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