ボヘミアンガラス「銅赤鹿文グラヴィール蓋付ゴブレット」(19世紀後期、52センチ)

ボヘミアンガラスの最高峰モーゼルの水差し(19世紀後期、27センチ)

 唐津市北城内の河村美術館で秋季企画展「装飾の美~ヨーロッパのガラス工芸~」が開かれている。ベネチアングラスやボヘミアングラスに加え、装飾様式アールヌーボーを代表するフランスの工芸作家ガレなど、近代欧州のガラス工芸史を一望できる17品をそろえている。

 中世以来、ガラス工芸界に君臨していたベネチアングラスからは高度な技術を要したレースガラスを紹介。ボヘミアングラスからは、透明なガラスの表面に色とりどりのエネメル彩で草花文様を描いた最高峰作家のモーゼルの水差しなどを展示している。

 ガレの作品は、落ち着いた色のガラスに繊細な花の文様が浮き出た花瓶と、より光沢を出すために完成後にもう一度焼きを入れる技法を使った鉢。ガレと同じくアールヌーボーの叙情的な装飾ガラスで名声を得たドーム兄弟の作品もある。

 11月5日までの土日祝日のみ開館。入場料大人500円、学生400円、中学生以下無料。

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