プレイエルのピアノの音色を響かせる須田さん=佐賀市の徴古館

 旧佐賀藩主鍋島家に伝わるフランス製のピアノ「プレイエル」の音色を楽しむ小音楽会が24日、佐賀市の徴古館であった。ショパンが愛したプレイエルの音をピアニスト須田美穂さん(洗足学園音大非常勤講師)の演奏で楽しんだ。

 須田さんは、プレイエルが修復された2001年の第1回音楽会以来3回目の演奏。同時期にドイツ国立デトモルト音大で学んだバイオリン奏者荒川友美子さん(九州交響楽団)と、ショパンやラフマニノフらの小曲、ブラームスのバイオリンソナタ第1番「雨の歌」などを披露した。

 「プレイエルのピアノは時代を感じさせる優しい音。秋をイメージさせるロマン派の曲を聴いてください」とあいさつ。佐賀藩初代藩主勝茂の子どもたちを特集した企画展(11月4日まで)の会場で、来場者は柔らかいピアノの音に魅了された。

 徴古館のプレイエルは昭和初期に輸入された。13代鍋島家当主直泰氏の妻紀久子さんの婚礼調度の一つ。鍋島報效会・徴古館が定期的に演奏会を開いている。

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