西松浦郡有田町議会の松尾文則議長の議員資格を巡り、町議の一人が16日、町執行部に調査願を提出した。議長と町公共事業の請負契約がある会社との関係や、契約に問題がないかの調査を求めた。議会は資格審査特別委員会の審査を経て6月定例会で「資格を有する」と判断しており、議員間の確執が執行部側に飛び火した。

 調査願を提出したのは金武康男議員。9月に発行した後援会会報に松尾議長の議員資格問題を記載した。これに関し議長側が弁護士を通して送付した警告文について、「脅迫とも受け取れる内容」として11月28日、議会運営委員会に、議員資格問題と会報に事実と異なる点があるかの調査願を提出した。議運委は調査できないと回答した。

 金武議員は「議会内部で解決したかったが、明確な理由の説明がないまま調査を拒否された。兼業問題を町執行部はどのように考えているか聞きたい」と話している。山口隆敏町長は「随意契約の経緯など、町の工事発注が公正適正に執行されているか調べる」と応じる意向だ。

 松尾議長は「6月議会で『資格あり』と結論が出ている。また問題を蒸し返されて心外だ」と憤った。

 松尾議長の議員資格については、地方自治法に定める議員の兼業禁止に抵触する可能性があるとして、議会が資格審査特別委を設置し審査した。

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