湯田友美さん

青森県八戸市で開かれた「八戸ちびっこマラソン」にゲスト参加した湯田友美さん=昨年7月3日

ランナーを励ます応援のぼり旗をつくる児童ら=神埼市神埼町の西郷小

完成した5県の応援のぼり旗

■3月19日号砲

 「さが桜マラソン2017」(佐賀新聞社・佐賀陸上競技協会・佐賀県・佐賀市・神埼市主催、ミサワホーム佐賀特別協賛)は3月19日、佐賀市と神埼市を舞台に開かれる。フルマラソン5年目となる今年は、これまでより半月ほど早い開催。ゲストも決まり、地元では沿道を飾るのぼり旗の制作が始まるなど、準備が着々と進められている。

 今回のさが桜マラソンには、元ワコール陸上部の湯田友美さん(31)が初めてゲスト参加する。現役時代に数々のトラック長距離走や駅伝で活躍し、引退後は国内のさまざまなマラソン大会でゲストランナーを務める湯田さんに、市民ランナーとの交流などについて話を聞いた。

 【これまで佐賀に来られたことは?】

 現役時代に一度、大会(2009年の唐津10マイルロードレース)で訪れたことがありましたが、その時はすぐに帰らなければいけませんでした。佐賀は今回が初めてに等しく、桜マラソンをとても楽しみにしています。

 【2010年に24歳の若さで引退し、現在はマラソンイベントのゲストなどで市民ランナーとふれ合いを重ねていますね】

 実業団では厳しい練習に取り組んできましたが、一方で走る喜びを見失うこともありました。このままでは力が落ちるだけだと思って引退し、もう走るつもりはなかったけれど、その後もいろいろな大会からゲストで声をかけてもらい、多くの市民ランナーと出会いました。

 【市民ランナーとの交流で感じたことは?】

 みなさん楽しそうに走っているのが印象的でしたね。楽しく走るという考えはおろか、そんな方がいることさえ知らなかったので。それまで私は、記録を更新しないと仕事が成り立たないし、走る意味がないと思っていただけに、出会ったランナーたちから景色を眺める楽しさや、完走できるだけで楽しいという気持ちを教えてもらいとても感謝しています。

 【さが桜マラソンの出場者や、佐賀の皆さんへのメッセージをお願いします】

 ランナーの方々には、それぞれに走る目標や楽しみがあるでしょうし、そこに向かって頑張ることでゴールに感動が生まれます。大会まであと2カ月ちょっとあるので、笑顔でゴールする姿を思い浮かべながら日々のトレーニングに頑張ってください。

 当日は私も応援します。応援の声は何よりの励みになるので、佐賀の皆さんもぜひ、沿道に出てランナーたちに声をかけてください。

■ゆだ・ともみ 愛知淑徳高で陸上中距離を始め、卒業後にワコール入り。2007年の都道府県対抗女子駅伝で29人抜きの記録をつくった。10年に結婚、引退し、全国各地の大会のゲストランナー、アディダスランニングアドバイザーを務める。愛知県出身。31歳。

■47都道府県「応援のぼり旗」 神埼市内の小学生手作り

 さが桜マラソンに全国から集まる市民ランナーを励まそうと、神埼市内の七つの小学校全校で、子どもたちが47都道府県の「応援のぼり旗」制作に取り組んでいる。同市神埼町尾崎地区と佐賀市との間のコースに、桜をイメージした淡いピンク地の旗およそ100本を立てる。

 市境付近は普段は景色の変化があまりなく、ランナーにとっては吉野ケ里遺跡を折り返して向かい風を受けるなど心身ともにきつくなる地点。のぼり旗で沿道を彩るとともにランナーに和んでもらうことを目的に、神埼市が準備に着手した。市内の中学校美術部なども協力する。

 西郷小(末次利明校長)では昨年12月21日、5年生39人が五つのグループに分かれ、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄の旗をつくった。子どもたちは色とりどりのペンで、「がんばっちょくれー」「ちばりよ!!」など各地の方言や、特産品、ローカルキャラクターなどのイラストを書き込んだ。

 鹿児島県の旗を担当した高平憲幸君(11)は「西郷隆盛の飼い犬をうまく描けた。これを見たランナーが納得いく走りができればいいな」と大会当日を楽しみにしていた。

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