2017年のえと、酉(とり)年生まれの国会議員は衆院38人、参院22人の計60人だ。安倍晋三首相の後継「ポスト安倍」候補とされる自民党の石破茂元幹事長や岸田文雄外相のほか、民進党の蓮舫体制を支える野田佳彦幹事長も含まれる。飛躍の年になるか。永田町の年男、年女に抱負を聞いた。

 1957年生まれで還暦を迎える石破氏は、8月の内閣改造で閣僚を外れた。取材に「本を読み、多くの人と会い、ひたすら己を高める」と力を蓄える構えを見せた。公務に追われる岸田氏は「政治家岸田の存在感も高めたい」と意欲をにじませる。

 野田氏も還暦。「六十にして耳順(したが)う」という論語の一節を引用しながら「国民や党内のさまざまな声を聞き、次期衆院選ではドスンパンチで政権を取る」と決意を示した。共産党の畑野君枝氏も「野党共闘による安倍政権の打倒へ羽ばたく年にする」と力説した。

 最年少は81年生まれで36歳となる自民党の小泉進次郎農林部会長ら計5人。小泉氏は「ファーストペンギンが目標」と訴える。群れの仲間に先駆けて天敵が潜むかもしれない海に飛び込むペンギンの気概で農業改革に取り組む覚悟だ。

 公明党の高瀬弘美氏も最年少組。「今年初当選し、まだホップを始めたばかりのひよこ。きちんとステップ、ジャンプして成鳥になれるよう頑張りたい」と力を込めた。

 最年長は自民党の谷垣禎一前幹事長や社民党の照屋寛徳国対委員長ら11人で、72歳となる。沖縄出身の照屋氏は、米軍普天間飛行場移設問題で政権との対立が続く地元の現状を念頭に「ウチナーンチュ(沖縄の人)の尊厳を取り戻す一番鶏になる」と話した。【共同】

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