直接対決したケンブリッジ飛鳥選手を「抜きたい」と練習に励む吉田享介君=唐津市の西唐津小

 昨年11月、佐賀市であった「ストリート陸上」。リオデジャネイロ五輪陸上男子400メートルリレーで銀メダルのケンブリッジ飛鳥選手(23)に50メートル走を挑んだ。メダリストは5メートル後方からスタート。最初は「勝てる」と思ったが、終盤抜かれた。レース後、「速かったね」と肩をたたかれた。

 西唐津小の6年生。地元の陸上クラブに低学年から参加している。5年生で初めて県大会に出場。昨年9月のJA杯佐賀新聞学童オリンピックは、男子6年100メートルで12秒83の自己新をマークし、初めて県の頂点に立った。

 「塾の重たいバッグを背負ってダッシュしてたらタイムが伸びた」とにっこり。1年前から塾に通い、唐津駅で電車を降り、約700メートルを全力疾走。遅刻しないように友達と走っていたら、走力もついてきた。

 五輪を知った4年生のころ、ボルト選手(ジャマイカ)に憧れた。「いつか、ケンブリッジ選手を抜きたい」。夢のような本人との直接対決を通して、目標が明確になった。

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