■再稼働期待「より切実」

 東松浦郡玄海町の岸本英雄町長が7日、九州電力の玄海原発3、4号機の再稼働について九電の瓜生(うりう)道明社長に再稼働を容認する姿勢を伝えた。記者会見での主なやりとりは次の通り。

■エネルギー供給、町民の誇り

 -表明のタイミングを見計らうのに考慮していた佐賀県主催の県民説明会をどう受け止めたか。

 町長 人から報告を受けたが、ほとんど同じような印象で、5カ所やるという県の考え方はそれなりに評価してやらんといかんのかな。あの人数(計1048人)からすれば、本当に賛成する人、興味のない人が大半であると十分によく分かった。

 -同意した理由は。

 町長 これからの人間社会の生活の安定性を考えて、うちが回らなければ電力の安定供給に支障を来すと考えている。町にとっても商工業の振興、福祉の向上、地場産業の育成の部分で稼働しているのと、していないのでは様子が違う。「動かないなら玄海町に住む意味がない」と何人かの住民から聞いた。反対の人もいるが、こちらのほうが切実に聞こえた。日本のエネルギー計画の一翼を担っている誇りを玄海町民はなくすわけにはいかない。

 -2011年、玄海2、3号機の再稼働に同意し、福島事故後の運転再開第1号になるとみられた。当時と違うところは。

 町長 5年半、長かったという感覚がある。違いはそう大きくないが、あの時は民主党政権下で、同意直後に当時の菅総理がああいう作業(ストレステストの実施表明)をされて、私が撤回した。そういう意味では今回のほうが、しっかり川内原発とか、伊方原発だとか再稼働が順次認められて、規制委員会がしっかりと審査もしてくれた。

 -逆に変わらないのは。

 町長 当分の間、少なくとも私が生きている間は原子力エネルギーは必要だ、という私の信念は変わっていない。

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