アイ・ケイ・ケイのインドネシア進出に向けた子会社設立を前に打ち合わせするスタッフ=インドネシア

 結婚式場運営の「アイ・ケイ・ケイ」(伊万里市、金子和斗志社長)がインドネシアに進出することが明らかになった。首都ジャカルタ市に子会社を1月中旬に設立し、2月から営業を始める。日本で培ったノウハウを現地の実情に合わせて事業展開する。人口が約2億5000万人と世界4位で、若年層が多く、経済成長が見込まれることから判断した。結婚式にお金をかける国民性も、同社初の海外進出の決め手となった。

 同社取締役営業担当兼営業企画部長の菊池旭貢氏(39)が、子会社の社長に就任する。商業ビルの空きスペースを借りて結婚式場に改装する予定。国内ですでに研修を受けたインドネシア人スタッフ17人が現地に赴任する。

 インドネシアの結婚式は家族や親戚、友人が準備するのが一般的なため、具体的な事業としては結婚式の演出法、プラン作りの助言・支援などに取り組んでいく。2013年から行った現地調査では、経済発展で仕事が忙しくなった都市住民が式の準備時間を確保しづらくなっていることが分かり、潜在的な需要は高いとみている。

 現地では結婚式を盛大に祝う文化が根付いており、招待客は700人~千人が一般的という。富裕層はホテルで式を挙げることから、都市部のビジネスマンら中流階級の上位層を主要客に想定する。

 菊池氏は「ビジネスチャンスがあるのに、ブライダル産業が未成熟なところに大きな可能性を感じる。ウエディングプランナーのニーズがこれから急増する」と期待を込める。一方で、多民族国家である点には配慮が必要で「結婚式は文化や風習を色濃く反映するので、民族や地域による違いをしっかり学びたい。現地のニーズに対応しながら日本流のもてなしができれば」と抱負を語った。

 アイ・ケイ・ケイは東証1部上場企業で、九州や中四国、北陸、東北地方に16店舗を展開。16年10月期連結決算は売上高約179億円、経常利益約21億円。

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