主に喫煙が原因で肺機能が低下し呼吸が困難になる慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(COPD)が、運動をすると分泌されるホルモンの働きで予防できることが分かったと大阪市立大のチームが国際専門誌電子版に発表した。

 運動を取り入れた予防法やこのホルモンを利用した治療薬開発につながる可能性があるという。

 チームによると、COPDはたばこの煙によって、酸素を取り込むなどする肺胞の破壊や、気道の炎症が生じ、息切れやせきが起こる。世界的には、がんや心疾患などに次ぐ死因の4位で、国内の推定患者数は500万人以上とされる。

 チームは、運動によって骨格筋から分泌されるホルモン「アイリシン」に着目。COPD患者40人(平均73歳)の血中アイリシン濃度や肺の状態を調べ、濃度が高いほど肺胞の破壊が少ないことを突き止めた。【共同】

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