盤上で熱戦を繰り広げる吉岡薫八段(左)と第38期県アマ囲碁最強者の久保弘さん=佐賀市駅前中央の日本棋院佐賀中央支部

 新春恒例の「プロアマ囲碁対局」(佐賀新聞社主催)が3日、佐賀市駅前中央の日本棋院佐賀中央支部で開かれ、神埼市出身のプロ棋士吉岡薫八段(56)=名古屋市=に、第38期県アマ囲碁最強者の久保弘さん(80)=小城市=が挑んだ。熱戦の結果、吉岡八段が134手までで中押しで勝利した。

 久保さん先番、吉岡八段の6目半逆コミ出しで、黒の中国流に対し白の2連星でスタート。中盤までじっくりした進行で、お互いに大模様の地が出来上がった。

 吉岡八段が先に仕掛け、右辺の黒地を破った代わりに黒もポン抜きの姿が厚く、いい加減の振り替わりとなり、これからの勝負となった。

 白が上辺でサルスベリから黒の眼形を脅かしたのに対し、黒の受け方が悪く、しのぎに失敗し、久保さんの投了となった。会場には熱心なファンが訪れ、勝負のゆくえを見守った。

 吉岡八段は「中盤まで久保さんがうまく打たれ、黒が優勢だったが、終盤のミスに助けられた」と振り返った。「今年は自身のトーナメントはもちろん、門下生から多くの入段者を出すことや子どもたちへの普及にも努めたい」と新年の抱負を述べた。久保さんは「いい碁を打ったが、最後は受け方を一手見損じた。3月の最強者戦挑戦手合では、体調を整えて臨みたい」と話した。

 棋譜は後日、本紙囲碁欄に掲載する。

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