八雲製作所製造課の田中太一さん(右)と福山貴大さん。加工ドリルを改良、研磨作業も簡略化した=神埼市神埼町の同所

 八雲製作所(神埼市)製造課の田中太一さん(41)と福山貴大さん(23)は、自動車エンジン部品を加工するドリルを改良して交換作業を低減した。各工程で行っていた研磨作業も簡略化し、作業時間の短縮を実現した。

 ドリル(先端部)は1本1万円と高価なため、専門業者と試作を重ねた。作業員の動きに合わせて削り部分や強度を高めるコーティングを改良。すり減るたびに必要になる交換作業を月20回から5回程度に減らし、在庫も削減した。

 研磨作業は機械のプログラムを変更し、最終工程で一括してできるように見直した。1部品につき約7秒の作業時間が短縮され、残業や休日出勤の抑制にもつながったという。

 田中さんと福山さんは「いずれもほんの少しの改善だが、年間で見れば大きな差になる」と口をそろえ、「今後も現場目線で改善点を見いだしていきたい」と前向きに語る。

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