自動車用ランプの光の色検査を自動化した川島浩之さん=佐賀市久保泉町の戸上化成工場

 発光検査は目が疲れる-。自動車用発光ダイオードランプが白色かを調べる現場作業員の悩みを受け、戸上化成(佐賀市)の川島浩之さん(56)は検査機を改良した。1人当たり4時間かけていた検査作業の負担をなくし、労働環境の改善につなげた。

 ランプの組み立て時に部品がずれると黄色になってしまい、これまで不良品を取り除く検査を目視で行ってきた。川島さんは点灯の有無を調べる機械に着目。2カ月かけて光の色をセンサーで判別する機能を加え、専用端末で検査結果を瞬時に確認できるようにした。

 工場技術室の主任。社内の生産性向上と機械修理を引き受け、年間100件の業務改善に取り組む。2006年に入社するまで自動車修理を行うエンジニアだったことが、仕事に生きているという。

 今回の受賞を「私がいただいていいのだろうか」と謙虚に受け止める。改良のアイデアや部品について職場の仲間から助言を受けたといい、「皆さんの協力あっての受賞。働く人の立場に立った仕事を続けたい」と抱負を語る。

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