「実用蒸気船『凌風丸』」の文字の下に複数の傷が残っている案内板=佐賀市の三重津海軍所跡

 世界文化遺産「三重津海軍所跡」(佐賀市諸富、川副町)に設置されている案内板に、傷が入っているのが見つかった。円状に跡が残っている。市は「案内板がある位置は世界遺産の玄関口なのに」と残念がり、「このまま放置できない」として張り替える。

 案内板はアルミ合板3枚を横につなぎ、扇形の石柱にはめ込む形で設置されている。「幕末佐賀藩海軍の本拠地」との題で、1枚は白地に黒文字で史跡の概要を簡潔に説明、ほか2枚は史跡範囲を地図で示している。合板3枚に円を描くような傷が複数つけられ、少しへこんでいる。

 佐野常民記念館の職員が2月21日に気付いた。市職員が汚れをふき取ろうとしたものの元の状態に戻らなかった。3月中に約3万円で張り替える。市三重津遺産課の木島愼治課長は「誰のいたずらかは分からないが、公共物を大事にしてほしい」と話す。被害が続けば、警察に届け出ることも検討する。

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