鹿島署の深海浩介署長(右)から感謝状を受け取るセブンイレブン塩田馬場下店のアルバイト店員田中龍之介さん(中央)とオーナーの堤一男さん=鹿島署

 電子マネーを購入しようとしていた高齢女性に気付き架空請求の詐欺被害を防いだとして鹿島署は3日、嬉野市塩田町のコンビニエンスストアに感謝状を贈った。

 感謝状を受けたのは、セブンイレブン塩田馬場下店。同署などによると2月8日午前、70代女性が来店し、携帯電話で話しながら店舗内のマルチメディア端末で電子マネーを購入しようとしていた。アルバイト店員の田中龍之介さん(23)らが不審に思っていたところ、ちょうど巡回中の警察官が来店したため呼び止め、女性に声をかけた。警察官が電話を替わると、電話口の男は「チケットの買い方を教えていた」とだけ言い残して切ったという。

 約1年前にも高齢者の詐欺被害を防いだ経験がある田中さんは、「(通話中の女性から)電子マネーカードなどの言葉が出てきたら詐欺だと思ったが、実は本当に購入しようとしていて失礼になってもいけないという気持ちもあった」と、その場で声をかける難しさを語った。それと同時に「お年寄りの大切な財産を汚い手口で奪おうとすることには怒りを感じる。相手にお金が行き渡らなくて良かった」と安堵(あんど)していた。

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