手掛けた遮光板に手を添える井手祐二さん(右)と、坂井慶太郎さん。換気用の送風機(奥)も設置した=佐賀市久保泉町の戸上メタリックス

■創意工夫功労者賞6人 業務改善に日々精進

 戸上メタリックス(佐賀市)の技術グループリーダーを務める坂井慶太郎さん(44)と井手祐二さん(39)は、製品の加工体制を見直し、完成までの期間を従来の2日間から0・7日間に短縮した。建設機械部品の増産依頼に対応、残業の抑制にもつなげた。

 2人で2日間かけて手掛けていた加工作業を、1日で終わるように3人体制にした。これにより、作業途中の製品を保管する場所が削減され、台車などが通る通路も広がったことで運搬時間も短縮した。

 一昨年に取引先から増産要請があったのが改善のきっかけ。「今までのやり方が最も効率的」と見直しに否定的な声も上がったが、1日当たりの生産台数は21台と従来の約3倍に伸長。床を補修してさらに運搬しやすくするなど、生産効率アップに貢献した。

 溶接時に発生する煙の換気対策や、製品をつり上げるクレーンの増設など作業負担も低減。顧客などが通路から溶接作業を見学できるように遮光板も取り付けた。

 「アイデアを出し合い、経費をかけずにどう改善できるかを考え抜いた」と井手さん。坂井さんは「雑然としていた職場環境が快適になった」と胸を張る。

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