技術者の育成プロジェクトを展開するファベルカンパニーの小林秀彰支社長(右)とキーワードマーケティングの瀧沢貴浩支社長=佐賀市駅南本町

 佐賀県佐賀市に進出した東京都のIT企業2社が共同で技術者の育成プロジェクトに乗り出す。人手不足が企業活動の課題となる中、就職のために県外に出て行く人をつなぎ止め、両社の雇用に結び付ける。3月下旬からコンテンツ作成や広告運用、アクセス解析に関する講座を無料で開設する。

 ウェブ上の検索ワードを分析し、企業広告を企画・立案するファベルカンパニー(稲次正樹社長)と、広告運用代行のキーワードマーケティング(滝井秀典社長)が共同で展開する。講座は29日から月1回のペースで3回開き、滝井社長のほか、ファベルカンパニーの技術者が講師を務める。受講動向を見ながら継続開催も予定する。

 両社は昨年、事業拡大に伴う人材確保を目的に佐賀市に支社を開設。場所を選ばずに仕事ができる業界の特性を生かし、今後5年間で各30人程度の現地採用を計画しており、連携して技術者の育成を目指す。

 県内では高校生の県外就職率が4割を超え、10代から30代まで転出者が転入者を上回っている。既に5人を現地採用しているファベルカンパニーの小林秀彰九州佐賀支社長は「いずれも未経験者だが、短期間で技術を習得し、採用コストが抑えられている。さらに人材を掘り起こして業務拡大の弾みにしたい」と話している。

 講座は3月29日▽4月20日▽5月23日のいずれも午後6時から、佐賀市のマイクロソフトイノベーションセンター佐賀(アイスクエアビル5階)で開く。参加無料で、各回1週間前までの申し込みが必要。申し込みは専用ページ、アドレスhttps://www.fabercompany.co.jp/news/saga-project/もしくはファベルカンパニー九州佐賀支社、電話0952(41)1511へ。

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