「茶のしずく石鹸(せっけん)」の旧製品で重い小麦アレルギーを発症したとして、佐賀、福岡両県の女性計11人が、販売会社の悠香(ゆうか)(福岡県大野城市)など3社に計1億4500万円の損害賠償を求めた佐賀地裁の訴訟で、悠香など2社と和解が成立していたことが分かった。和解金額は計約1920万円。

 悠香と、製造したフェニックス(奈良県御所市)が昨年10月13日付で和解した。原告は10~60代で、和解金は1人当たり平均約175万円。悠香が既に原告に支払っていた治療費などを差し引いて支払われた。

 原告らは当初、原材料を販売した会社も提訴していたが、和解に応じず、この会社については原告側が訴えを取り下げた。

 訴状によると、原告は製品の小麦由来の成分が肌などから侵入し、小麦アレルギーを発症した。小麦を含む食品を口にしたり触れたりすると全身の腫れやかゆみ、呼吸困難などの症状を誘発し、日常生活に困難を来したとしていた。

 同様の集団訴訟は全国で展開され、2015年から和解のケースが出ていた。

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