佐賀県は26日、アニサキスが寄生したアジの刺し身を販売して食中毒を発生させたとして、唐津市相知町の鮮魚店「鮮魚 ヤマウチ」に同日1日の営業停止を命じた。今年、県内で発生したアニサキスによる食中毒は5件目。

 県生活衛生課によると、唐津市の60代男性が24日午後5時半ごろ、同店で購入したアジの刺し身を食べ、2時間後の7時半ごろ、おう吐や胃痛を訴えた。25日に病院を受診し、胃からアニサキスを摘出した。男性は回復しており、家族2人に症状は出ていない。

 県内では近年、アニサキスによる食中毒が連続して発生している。生活衛生課は飲食店や一般家庭などに「一般的な料理で使う程度の食酢での処理、しょうゆやわさびではアニサキスは死滅しない」とした上で、「60度で1分間加熱したり、マイナス20度で24時間冷凍したりすると死滅する。新鮮な魚を選び、速やかに内臓を取り除いてほしい」と呼び掛ける。

このエントリーをはてなブックマークに追加