衆院選に向けて備品が搬入されている事務所=佐賀市

 安倍晋三首相の「28日衆院解散」表明で事実上の選挙戦に突入した26日、佐賀県内の現職や立候補予定者は準備を本格化させた。公示まであと2週間。各陣営は会議を開いて態勢を整えたり、急ごしらえの事務所開きに向け工事や案内状を手配したりと、慌ただしく作業に追われた。

 「国難突破解散」と位置付ける自民党。佐賀1区に出馬する岩田和親議員の陣営は、事務所開きの日程を前倒しして10月1日にすることを決め、陣営は「いよいよという感じ」と気を引き締める。政見放送の収録も終え、佐賀市に構える事務所の工事や案内状の準備を急いだ。

 知事から転身し、2期目を目指す2区の古川康議員。25日夜の支部長・幹事長会議では、武雄市に事務所を置き、30日に事務所開きすることを確認した。空き店舗を使う事務所は手つかずで「机やテレビ、電話の手配に追われ、てんやわんやですね」と秘書。

 対する民進党。「解散と同時に臨戦態勢に入ることができるよう、全員一丸でやっている」。1区の原口一博議員の陣営は、地区単位のミニ集会を公示まで続けようと、県東部の会場を次々と手配した。1日の事務所開きに向け、資機材の搬入も始めた。

 2区の大串博志議員も後援会の会合を続け、ポスターなどの写真撮影はほぼ終えた。事務所や各地のサテライトも整い、1日の事務所開きに向け選挙スタッフも集まってきている。前回は比例復活当選だっただけに、陣営は「『小選挙区で勝つ』を合い言葉に進めている」と気合いを入れた。

 共産党県委員会はこの日、常任委員会を開き、積極的に野党共闘を目指すことを確認した。ただ見通しが立っていないこともあり、佐賀市議選を統括していた1区出馬予定の上村泰稔氏は担当を代わって衆院選にシフト、スケジュールの合間を縫って佐賀市で街頭に立った。2区出馬予定の大森斉氏も広い選挙区を回っており、陣営は「時間との戦いで準備もスピードが大事。市議選と連動しながら比例の躍進と安倍政権の打倒を図る」と意気込む。(取材班)

=2017衆院選さが=

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