福岡県田川市の市立中学校の給食に4月以降、髪の毛や虫など異物の混入が計46件あったことが26日、市教育委員会への取材で分かった。健康被害は確認されていない。市教委は製造過程で混入した可能性が高いとみて、福岡市南区にある委託先の製造会社に再発防止を求めている。

 この会社によると、大野城市など福岡県内3市町の中学校の給食も製造しており、それぞれで数件の異物混入が確認されている。同社の幹部は「工場ができたばかりで、態勢が万全でなかったかもしれない。改善し異物混入ゼロを徹底する」と釈明している。

 田川市教委によると、保護者の要望に応え、4月から中学校7校で仕出し弁当による給食を開始。7月までの1学期に髪の毛34件、虫5件、プラスチック片や軟骨など5件の混入があった。

 市教委は学校からの報告を受け、4月と8月に製造会社の工場を視察し、密閉性の高いヘアネットの着用や防虫カーテンの設置などの改善策を確認。しかし、今月も15日までに髪の毛と軟骨のような物の混入が1件ずつ見つかった。

 製造会社は昨秋、工場を新たに設置し、学校給食の注文を受け始めた。【共同】

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