「佐賀県にとって飛躍の一年になってほしい」と乾杯の音頭を取る福井章司佐賀市議会議長(右)=佐賀市のホテルニューオータニ佐賀

山本茂雄市議会議長(左)の発声で乾杯する出席者=多久市の「あいぱれっと」

 佐賀県内の商工会議所などが主催する新年の賀詞交歓会が4日までに、佐賀市など8市町で開かれた。2018年の「明治維新150年」を見据え、幕末・維新期の佐賀の偉業や偉人を顕彰、発信するプレ事業が年内にスタート。山口祥義知事や各市町、経済界のトップらがトランプ米大統領誕生など国際情勢も視野に新年の決意や抱負を語った。

 =佐賀市=

 ○…佐賀市の賀詞交歓会はホテルニューオータニ佐賀で開かれ、約600人が出席した。山口祥義知事は2018年の「明治維新150年」に向けて、「地方創生の下で各都道府県が群雄割拠して個性をPRしている今、佐賀が世界に乗り出していくための準備をしっかりとやりたい」と抱負を述べた。

 県商工会議所連合会の井田出海会長は、米大統領選のトランプ氏勝利などで円相場や株価が乱高下した昨年を振り返り、「国際情勢は依然、不透明で、変革の地鳴りも聞こえてくるが、人や風に頼るのではなく、足元を固めて実力を養う一年としたい」と話した。

 旧佐賀郡3町との合併による新市誕生から10年の節目となる佐賀市の秀島敏行市長は、中心市街地の活性化や子育て環境の拡充に取り組む決意を語った。

 =唐津市=

 ○…唐津商工会議所の新年賀詞交換会は唐津シーサイドホテルであり、約560人が参加した。宮島清一会頭は今年の経済界の課題として国際化や働き方改革、行政との連携を掲げ、「市長・市議選が目前に迫っている。市庁舎建設、旧大島邸活用など重要課題がめじろ押し。産業界も行政、議会と連携して取り組みたい」と語った。冒頭、映画「花筐(かたみ)」の昨年の撮影風景と、初披露された合唱組曲「唐津」の映像が会場に流された。

 =鹿島市=

 ○…鹿島市の新年賀詞交換会は割烹清川で開かれ、約180人が出席した。鹿島商工会議所の愛野時興副会頭が、人口減少や5年後の九州新幹線長崎ルート暫定開業で鹿島を通る特急の本数が減ることなどに触れ、「今こそ地域の資産を有効活用し、いろいろな産業や企業、地域の強みを連携してしっかりと支え合いながら発展していきたい」とあいさつした。

 =多久市=

 ○…多久市の賀詞交換会はJR多久駅に隣接する交流施設「あいぱれっと」で開かれ、約180人が出席した。横尾俊彦市長は、旧ゆうらく再生事業や義務教育学校導入などに触れ「教育、経済、福祉、すべての面で市を高めていきたい」と抱負を述べた。

 来賓の山口祥義知事は「佐賀・多久道路の完成を考えると多久は交通の要所となる。県も一緒になって協力したい」と市の活性化を期待した。

 =神埼市=

 ○…神埼市の賀詞交歓会は市中央公民館で開かれ、行政関係者や商工会、区長ら約300人が歓談した。市文化連盟による舞踊も披露され、新年を祝った。

 松本茂幸市長は昨年の合併10周年記念事業への支援のお礼を述べ、「今年は第2次総合計画を作る大切な一年。皆さんと一緒にまちづくりがしたい」と市民協働に力を込めた。

 =有田町=

 ○…有田焼創業401年目を迎えた西松浦郡有田町の新年名刺交換会は3日、?の博記念堂で開かれ、窯業関係者や行政関係者ら約200人が出席した。

 山口隆敏町長と深川祐次有田商工会議所会頭が、400年に沸いた昨年を総括し「成果が問われる年となる。有田焼500年に向け、大きなドラマを作り上げよう」と、伝統産地の飛躍へ決意を新たにした。

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