東京都中央区の認可外保育所で昨年3月、うつぶせで寝かされていた当時1歳2カ月の甲斐賢人ちゃんが死亡した事故で、都の検証委員会は8日、職員の経験不足などの問題点を報告書にまとめた。国の指針では0歳児はあおむけに寝かせるよう定めているが、報告書は1歳以上でもうつぶせ寝には慎重にし、あおむけで寝かせることや、寝かせる場合の留意内容を国が具体的に示すことなども提言した。

 この施設は「キッズスクウェア日本橋室町」。国が昨年3月、保育所での重大事故を検証するよう通知したことを受け、都が初めて検証した。

 報告書によると、賢人ちゃんは昼寝中に目覚めて泣くことがあるとの理由で、昨年3月11日午後、1人だけ他の園児とは別室にうつぶせで寝かされた。職員は付き添わず、異変に気付くまでの約2時間半、賢人ちゃんの状態を確認しなかった。職員の数は配置基準を満たしていたものの、保育経験は1~4年程度で、保育方法などを運営会社と日常的に相談ができる体制はなかった。施設は七つの企業が共同で設けた事業所内保育所で、京都市の「アルファコーポレーション」が運営する。【共同】

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