アジアにあるラムサール条約登録湿地の保全と利活用をテーマにした「アジア湿地シンポジウム」が11月7~11日、佐賀市のホテルグランデはがくれで開かれることが決まった。東南アジアを中心に約20カ国から、研究者や市民団体、学生ら湿地保全に取り組む約300人が集まる。日本開催は第1回以来、25年ぶり。

 シンポジウムは1992年、湿地の利活用に取り組むラムサール条約の趣旨をアジアで広めるため始まった。第1回は北海道釧路市と滋賀県大津市であり、以降はマレーシアやインドなどで開いている。日本国内では現在、佐賀市の東よか干潟や鹿島市の肥前鹿島干潟など50カ所が条約に登録されている。前回が東日本地方だったこともあり、佐賀市が開催地に選ばれた。

 日本湿地学会会長の島谷幸宏氏が委員長を務める本体実行委と、NPO法人有明海ぐるりんネットの荒牧軍治代表が委員長を務める現地実行委員会が連携し、準備を進める。

 今後、5日間のプログラムや有明海の魅力を伝えるプレゼンテーションの内容、地元小中学生にも参加してもらうための仕組みを検討する。荒牧委員長は「開催を機に、世界に誇れる干潟が佐賀市にあるということをアピールしたい」と意気込む。

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